5/11

学校の人に絵を見てもらっていてよく言われる指摘が「線が汚い」とか「雑な部分が多い」ということ。指摘があるだけならまだマシですが見る価値もないと判断されれば意見すら言ってもらえません。まあそれも当然で全ての人、全ての物に関われるほど一人の人間には時間的、精神的余裕はなく、多くのものの中から取捨選択して自分の関わりの持ちたいものだけに関わります。関わりの持ちたいものというのは、自分にとって何らかの利があるものではないか、と思います。例えば、この人といれば自分の能力を伸ばせるだろう、もしくはただ単純に楽しい時間が過ごせるだろう、とか。それで最近までの自分の絵というのは、その選別に残れないものであったのだろうと思います。何時間かけて描こうが、評価の対象になるのは最終的に出来上がった成果物のみ。苦労して制作したことを言い添えれば同情的意見を述べてもらえるかもしれませんが、それは評者と自分が対等ではないし、また同じ絵を描いている人たちにも対等な条件での勝負にはならないでしょう。
指摘があるということは実は喜ばしいことです。なんでかっていうと、馴れ合い的に良い部分だけ評価すれば気分は良くなるでしょうが、そのままではどこが悪い部分なのか分からないので成長がありません。でも、絵を楽しく描こうと思うなら、相手のことを褒めてよい気分になってもらう、という対応も悪いわけではありません。しかし、それではいずれ自分のことを知らない人たちによる厳しい評価にさらされれば無残に崩れ落ちるような程度の実力のままでしかいられないと思います。
まあ、話がずれてきましたが、要するに線が汚いと言われたので、今回は制作方法を変えてみました。まず、ラフレイヤーを作成、ラフを作成後ラフレイヤーの不透明度を20%程度に変更、線画レイヤーを新規レイヤーとして作成、薄くなったラフ線をガイドに清書する、といった工程を経て制作しました。
これまで描いてきた絵は何故か薄すぎてネット上にアップすると線が見えなくなるということが常態化していましたが、その点も多少改善されたのではないか、と思います。これまで何故線が見えなくなっていたかというと、ラフ線のまま完成形としてフィックスしていたからなのではと思います。本来なら、ラフの上から清書するべきところを、ラフの線を消しゴムで削って清書のような細く長い線を擬似的に作成していたというか。でも、元の線は薄いラフであり、結局線を構成するのは薄い線でしかないのでほとんど見えなくなってしまうわけです。まあ制作用PCのモニタと、ネット用のノートのモニタでは全く質が違うので、制作用PCのコントラスト比では視認できるものも、ノートで見ると見えなくなるというのもありますけど。なんか他の環境で見たら全く見えてないこともありそうではあるので、これ以降は今回の工程を継続していきたいところです。
あと衣装の装飾については描かないつもりでしたが、装飾を描かないとふとももの部分が素足に見えてしまうのでアーマー状のインナーは再現しました。規則正しい配列で金属か何かが編みこまれていて防具状になっているっぽいですが、描くのは大変でしたが慣れてくれば埋めていくのが意外に面白くなる部分もあって。このインナーがあるのとないのとでは、このキャラクタに対する印象は全く変わってくるだろうなと思います。個人的には肌の露出を抑えた服の方が好きってのもありますが。インナーを描いていたら他の部分と密度が違ってくるので、他もそこそこ描いたつもり。でも、こんなインナーの模様を描くより、色を塗った方が何倍も早いだろうし、それに分かりやすいので色も描けるようになるべきだと思いました。
ちなみにこのキャラクタは「戦場のヴァルキュリア」の人です。限定版の開封記念に設定資料集から模写しました。ちなみに限定版の箱は綺麗に開封できず。紙箱の上からシールが貼ってあるのですが、箱の材質、シールの粘着力から考えて印刷部分がシールに持っていかれるのはほぼ確実でネットでも綺麗に剥がせないことで話題になっていました。まあ、これはこういうものだと思えば特に気になりませんけど。なお、発売日に購入したのに未だにプレイできてません。このゲームに関しては当初購入予定はありませんでしたが、ゲームニュースか何かで頻繁にトレーラーが公開されているのを見て、ちょっとだけ見てみるかなという気になって、トレーラーを見た瞬間、流れた音楽が自分の好きな崎元氏にしか聞こえず一気に気になる存在へ。あとから調べてみて崎元氏がコンポーザであることが分かり、これまでFF12、ヴァニラウェアと崎元音楽のゲームは個人的に好きなものになることが多いので、ならば崎元氏を起用したヴァルキュリアもその作品と通じる部分があるのではと思って、いつのまにかトレーラーを何度も見返すぐらいの期待作になっていったわけです。それで限定版についても当初は購入予定はなかったのですが、このプロジェクトがどう考えても投じた予算に見合った収益を上げられない類のタイトルである、という話を耳にしてなんかこの人たちの仕事に対してお金を払っておきたい気になって、限定版の内容物であるフィギュアとかに全く興味がないのに限定版を購入しました。作品の内容よりも売り上げ目標を優先するような人たちより、自分たちの作りたいものをコスト度外視で作り上げる馬鹿な人たちのほうが好きなので、そういう人たちを応援したいという意味をこめて。というか「龍が如く」といい、最近セガが好きです。自分の持ってるPS3ソフトは海外SCE、セガの二つのメーカーでほぼ全てを占めています。ちなみに12本中6本が海外SCE、4本がセガですな。残り2本はスパイクのオブリビオン、カプコンのデビル4。相変わらずゲームの話をすると長くなるなあ。
上の絵のラフ

こちらはラフレイヤー。本来は公開するようなものではなく、線画が完成した段階で破棄してもよいものですが、ラフレイヤーから線画を作成するという工程の見直しが行われた記念にアップしておきます。これでも20分程度はかかっていたような記憶があります。脚の部分の線が途中で切れていますが、これは選択移動で脚の長さを編集した名残です。描いた線の編集を普通に行っていくので、PCのツール上でしか絵の制作が成り立ちません。顔の目鼻口の部分はある程度位置確認のために描いただけなので、完成バージョンとは表情とかが違っていますが、そこは気にしてはいけない。指を描くのが苦手なので手首から先は描かれていませんが、手の部分は、指を描けるかどうかで画力が分かるというぐらい重要なパーツであるので、もう少し描く努力をしたいものだと思います。でも、手の指って5本あって関節数も多いので、難しいよなと思います。でも、可動域が大きいということは、それだけ表現を込められるということでもあるので、手は描けるようになるべきです。あと胸のふくらみの部分は、髪や服と一緒でオプション扱いということに個人的にはなっているので描いていません。上に重なるもので下のものを誤魔化していたら正確な形は把握できないというか。
最近の日記。
5/9 fri
創作関係のクラブに入りました。創作関係のクラブは二つあってそのどちらにも所属するつもりです。それで片方のクラブは今年度から設立された同好会というもので、そちらにはよくお顔を出していました。それでもうひとつのクラブの活動にはほとんど参加していなかったのですが、そちらのクラブに参加する機会があって、自分の画力のなさを痛感することになりました。そのクラブにおけるマスコットキャラクタを各自の絵柄で描くというような作業をしましたが、これの描けないことといったら相当なもので、結局元絵を模写することしかできず、しかもその完成品がお世辞にも褒められるレベルではなく、正直自分でもこれは劣化コピー以外の何物でもないとしか思えず、その日は塞ぎこみがちでまともに会話すら。自分の無力さを思い知った直後にへらへら能天気に振舞えるほど馬鹿にはなりきれないということですね。このことが製作工程の見直しを考える一因にはなったと思います。正直ショックを受けて相当落ち込んだ日でしたが、精神に負荷がかかるからこそ、立ち上がる時に成長があるのだろうと思います。
5/10 sat
5月の連休は「龍が如く 見参!」と「バイオショック」をプレイしました。入学前の「マリオカートWii」以降ゲームをプレイしていなかったので、約一ヶ月ぶりくらいに遊びました。ゲームは拘束時間(プレイ時間ともいう)が長すぎるので、まとまった時間の取れる連休でもなければプレイできません。自分の場合、火曜、土曜、日曜は休みなので、割と時間はありますが、その休みの日は絵描きに使われるのでゲームをしているような日はありませんでした。それで今年は4連休ぐらいになったので、そこで2本のゲームを。といっても、土曜から火曜までの連休だったので、実質月曜が休みになっただけだったんですが。それでも明日を気にせず遊べる日が連続して続くというのは大きいです。それでバイオショックの方は連休中にはクリアできなかったので、この日プレイしてクリアしました。(実はこの日の日記は最初のうちは書いてなくて後の方から後付で書いているためゲームの感想まで書いている時間はありませんが、両方とも凄く良い作品でした、ということだけは書いておきます。)
5/11 sun
買い物行ったり、絵を描いたり。このエントリの絵はこの日に描かれました。夜の8時ぐらいから深夜の2時くらいまで描いてましたよね確か。いくらなんでも時間かかりすぎだろと思います。といっても、ずっと描き続けていたわけではなくて、考え事をしたりしながら、ぼーっと描いていたらそれぐらい経っていたという感覚の方が近いかも。6時間かかったとして、描くのが遅いことを問題とするか、6時間集中して描き続けられることを良いと思うか。まあ、今後も描き続けるしかないよなとは思う。
5/12 mon
よく行く方の創作関係のクラブの方の活動日。この日は各自本気で描いた本気絵を提出して、それぞれの実力を把握しようといった試みが行われるということになっていたそうです。前回の活動日に体調悪くなって途中で帰ったので話聞いてなかったので、本気絵を持ってくるということは知りませんでしたが、学校に行き始めてからは描いた絵は全てプリントして学校に持っていっているので、それを提出しました。その後は全員が集まって、それぞれの絵を品評するということになりました。このエントリの絵と、雷電の全身絵を提出しましたが、反応は微妙な感じだったかな。まだ初めての試みということもあって、積極的に意見出しが行われていなかったということを鑑みても、やはりコメントを得られるほどの情報が絵に込められていないのだろうと思います。
それでクラブ終了後はこのクラブの部長さんの家で絵描き会をやるということになって、風邪気味な自分としては速攻で帰宅したい部分もありましたが、この集団の中で後れを取るのは嫌でもあるし、この輪の中には入っておきたいということもあったのでお家についていくことに。クラブの人は10人以上はいますが、そのメンバの大半の人が一人暮らしのアパートの部屋に上がりこむということになるので、なかなかカオスな状況に。でも、こうやっていろいろな人が集まって話すのも面白い。以前にも一度お邪魔したので、今回で2回目ですが以前よりは打ち解けて話せたかなと思います。近くの文具店にスケッチブックを買いに行って、そのスケッチブックを使って絵描き会ということになりました。各人で好き勝手描くのではなく、お題を決めて自分のスケッチブックに描いてもらう、また人のスケッチブックに描くという、ルールでお絵描きすることに。せっかく人が集まっているのだから、その場でしかできないことを、という部長の提案です。一度社会人経験を持っている人ということでリーダーシップが違うなーと思いました。ちなみに自分の両隣の人は部長さんとこのクラブで一番絵が上手いであろう人で、2人とも絵が凄く上手なので、その人たちとスケブを交換することになってまた自分の無力さを痛感することになります。なんていうか、学校のクラブの時間に提出した絵の半分の半分の半分の実力も出せません。自分の絵描きはPCのツール上に最適化されているので紙の上ではまともに描けないこと、人体の素体が正確に記憶されていないので資料なしではまともに描けないこと、家では数時間かけて描いていますが即興の絵描きでは時間が足りないこと、が原因です。要するにPC、資料、時間がなければ、何も描けない人であるということを思い知りました。というより、その三要素があれば誰でもそこそこ描けるので、結局現在の自分の画力などその程度でしかないのだと思いました。正直言って即興の絵描きではその場にいた人たちの中でも1、2を争うほど下手でした。知っている人が多いクラブなので和やかな雰囲気ではありましたが、内心では相当落ち込んでいました。
それで、スケッチブックを回していって絵描き会が続きましたがそろそろ夜も深くなってきたので、ピザ食おうぜってことになってピザを食べたり飲み物を飲んだり、いやー楽しいなーと思いました。このような体験ができるのも、学校に所属して同じ共通項を持って人と繋がれているからこそ。この学校に入ったことが最善だったかは分かりませんが、この選択をしていなければできない体験ではあるので、この学校に入った以上、自分が享受できるものは積極的に貪欲に取り入れていきたいと思いました。
それで10時半頃に、一人の人が帰るということになったので、自分もそこで帰宅。まだ部長含めて4人残っていましたが、その人たちは全員泊まり組ということなので、ここで帰らないと泊まりということになりそうだったのでもう少しこの時間を共有したいという思いもありましたが、やむなく帰宅を選択。いつもはバスで帰っていましたが、バスの運行は終了ということで、少し焦りつつも多少遠い地下鉄の駅までいって地下鉄で帰りました。地下鉄も終了していたらどうしてたのかなーと思いつつ。でも、地下鉄が終了していても、その部長さんの家に泊めてもらえそうな気がしたからこそ、バスや電車の時間も確認しないで遅くまで過ごしていられたのかなと思います。
5/13 tue
この日は学校の授業がない日です。そして昨日夜遅くまで遊びすぎたせいか、風邪が悪化。鼻水がずるずるするし、咳はでるし、頭は重くて熱くて使い物にならないしで、風邪薬だけ買いに行って後は家の中で過ごしました。学校に行き始めてから何もしないと時間がもったいないと感じるようになったので、積みコンテンツを消化。amazonで驚異の60%offで販売価格3000円台だった「アイドルマスターL4U」の限定版を開封。風邪で体力低下中でゲームをやる気はおきないので限定版特典の特典DVDだけ見ました。オリジナルアニメは普通に楽しめる出来。もともとアニメを見ない人で良し悪しも分からないのでプリミティブにアニメを鑑賞できたというか。途中にとんでも展開になりそうで、あーこれがオフィシャルのアニメでいいのかなと思ったりしましたが、納得のいく設定が後から提示されてそれは杞憂に終わりました。自分は特にアイマスに思い入れがあるわけではないですがそこそこ楽しめてみれたので、ファン向けアニメではなく、題材に興味のない人でも楽しめる一定の水準をクリアしたアニメではあると思いました。あと塊魂に収録された「団結」という楽曲のプロモーションビデオ的なものと、L4Uに収録されている既存曲のリミックス紹介ビデオ、声優の方々によるライブイベントの模様が収録されています。この商品のタイトルは「Live for you」なわけですが、声優さんのライブを見ることにより、その場の熱狂やLive感は感じ取れたので、ゲームをやらずともLiveを受け取った感じはします。でも、邪推するとこのタイトルはXbox Liveでダウンロードコンテンツ買ってくださいね的な意味合いにも思えます。他には、「団結」のプロモが素晴らしかったので繰り返し何回も見てしまって1時間以上経過してしまいました。ダンスモーションだけに留まらず、画面エフェクト、髪や服といった揺れ物のモーションとかこだわりが感じられて、複数回の視聴に耐えうる作りこまれた映像であって、このタイトルに対して過剰に金を払っている人の気持ちも分からなくはないと思いましたとさ。
それでその後、プロモを繰り返してみてる暇があるなら他の積みを消化しようぜということになって、本棚のDVDを探してみました。アイドルマスターのアニメを見た後で何となく連続性がほしかったので同じアニメである「雲のむこう、約束の場所」をチョイス。ゲーム限定版のオリジナルアニメと、劇場用のアニメ映画とではいろいろと違う部分はありますが、アニメが見たい気分だったので細かいことは気にせず視聴開始。やっぱり新海作品は背景が綺麗だなというのが最初の感想、あと登場する人物が繊細で少し触れただけで壊れそうなおもむきすらあるとか、話の展開や画面の流れは緩急がなくてわりと退屈気味であるとか、いろいろ。特典映像で新海氏のインタビューがありましたが、「電車から眺める景色に救われて生きてきた」というような発言があって、それが背景の景色へのこだわりになっているのだなと思いました。確かに何気ない景色でも、そこには何かしらの人の香りがあって、その場所で生きてきたあるいは生きている人を思い浮かべれば、この作品に登場する人物のように孤独に押し潰されそうになっても元気付けられて生きていけるのかなと思いました。興味深いのは作者の原体験が作品に色濃く投影されていること。それは自分を見てくれ、ということもでもあるし、自分と似たものを持った人たちへの贈り物とも思います。新海作品の美術において印象深いのは、やはりこだわりぬかれた背景と、強調された光の演出です。駅に電車が着いて、夕日が遮られ、また電車が発車すれば車体に隠れたオレンジ色の夕日が顔を出し辺りを照らす、というシーンがありましたが何故かこのシーンが印象に残っています。人の動きであるとか、人の表情であるとかは描かれないシーンですが、それでも心に残るものがありました。背景美術と光の演出だけで間を持たせているのが凄いと感じて記憶に残っているのもそうですが、何気ない日常の場面でも、人により見る視点が違えば切り取られる景色も変わってくるのだろうと思ったことで記憶に残ったのかも。あとやっぱり飛行機だ。飛行機には夢があります。人間は空を飛ぶことはできませんが、鉄の塊の飛行機を組み上げることで空をも飛べるようになります。飛行機を作るという行為は、自分には出来ないことへの挑戦という隠喩が感じられて、心を揺り動かされるような気がします。
本棚は常にぎゅうぎゅうに中身が詰め込まれていて、消化した積みコンテンツは押入れへ片付けることになっているので、押入れを開いて片付けました。そのとき何故か一番手前に「FF7アドベントチルドレン」があったので、別に見る気はなかったのに視聴開始してしまいました。多分、一番手前に置いてあったのは他のDVDとケースの形状が違うこと、販売形態が映画とは異なることとか、他の映画と同列に並べにくい作品であるので一番手前に所在無さげに置かれていたような気がします。新海作品とは同列に語る作品ではないと思いますが、どちらも映像に関して突き詰めた作品であるという意味では繋がりがあったので視聴したのかも。それで5分くらいでもう止めてさっさと寝ようと思ったりしましたが、CGワーク的には結構面白く、ジェットコースター的に見せ場が続くので結局最後まで観ましたね。これを観るのは2回目ですが、相変わらずストーリーとかはどうでもよい感じ。この話に出てくる人たちは人物描写にしろ、戦闘シーンにおける動きにしろ、人間じゃなくなっている人が多いので、人間である自分としてはあまり共感できません。綺麗過ぎる完璧すぎるゆえに人間らしさが感じられないというか。それでも改めて見てみると、一つの画面の情報量が凄いなとは思いました。髪(ヘアー)やら服(クロス)やら揺れ物が常に風や人の動きに煽られていて、何気ないシーンも多分凄く面倒な設定を経て作成されていて、そこはよくやるなーと感心します。CGは人間が全てゼロから作るものなので、CGで現実を再現しようとすると、それっぽく見える動きひとつとっても、ビデオを何度も見たり実際に自分で動いてみたり、制作された成果物の何倍もの物量の研究が必要です。CG上で違和感のない動きというのは、視聴者からすれば何とも思わないものですが、その違和感を感じさせないようにするために払われている労力はおそらく計り知れないほどであろうと思います。ゲームにおけるプログラムの仕事は目立たないのが良い仕事だとか言いますが、リアル系の現実に近いCGワークもそれに似ていて、目立たず違和感を感じない仕事こそ敬意を払われるべきなのかも。現実をそのまま撮影すればすぐ作れるものでも、それをCGで作ろうとすれば何倍ものコストがかかるわけで、そういう意味で現実にいそうな人間を再現することに注力せずに、均整の取れた完璧なモデル、重力完全無視の戦闘シーンといった、CG上でしか成立しない表現を突き進んだアドベントチルドレンの方向性もありといえばありなのかも。
5/14 thu
朝起きても依然として体調は優れない。風邪薬を何度か飲んで、家の中で安静にしていても、風邪から回復するには時間がかかるということか。明日は実はいうと、学校のイベントで泊まりのキャンプがあり、風邪の状態のまま行きたくはないのでできれば全快させておきたかったのだが。昼頃起きて、部屋の片付けとかをしていました。
あとネット巡回をしていると、MGS4のオフィシャルサイトがオープンしたということなのでさっそくアクセス。オープン日時は5/13ということで昨日だったわけですが。5/13といえば、6/12の発売日からちょうど一ヶ月前なのでオープンするには相応しい日時です。アクセスしてみるとやたら重い。アクセスが集中しているからかと思いましたが、どうやら通信するデータ量自体が大きすぎるよう。フラッシュが表示されるとオタコンが画面の前の訪問者に向かって話します。しかもムービーファイルで。他のコンテンツとかも一度に一括してダウンロードしているらしく、やたら重かったのはそれが原因のよう。あと実際のゲームプレイを模したweb上のブラウザ向けゲーム(?)もコンテンツにあるらしく、それらもダウンロードしていたから重かったのか。ゲームについてはwebブラウザでゲームをする気にはならないし、コンテンツにアクセスする際にまたロードが挟まったらめんどくさいのでスルー。主にメイキングやインタビューといったコンテンツをまず読んでみて、あとはムービーを視聴。youtubeとかで公開されていたらしいアサシンクリードのコラボムービー、MGS1のシャドーモセス島が再現されるかも的なムービー、といったものが公式にアップされていたのでそれらを視聴。他にもリゲイン、携帯、ユニクロといったコラボレーションもあるし、プロモーション活動とかにも抜かりはなさそうだということを感じました。あと、自分はMGS3でスネークがカロリーメイトを食べて「うますぎる!」とかいうので、カロリーメイトを食べるようになった人ですが、MGS4をプレイしたら疲れたときにはリゲインを飲む人になるんでしょうか。栄養ドリンクはあまり常用しないほうがいいような気がするのでカロリーメイトほどには摂取することはなさそうですが。小島プロダクションはいつも年末にメインの作品を持ってくるので、おそらくMGS4は2007年12月が本来の発売日だったように思いますが、半年近く延びたわけだから、その分、作品の品質、プロモーションの品質共に、よりレベルが上がっているといいですねと思います。あとトレーラーのところを見てみると、ひそかに2008トレーラーが公開されていました。TGS2007以降、発売日までの期間にはゲームのイベントがないのでトレーラーは公開されないかと思いましたけど。今回は映画の予告編風。いくつものシーンを短く切り取って、それらを繋げて、ひとつの物語風に仕上げるというMGS3の頃のテイストに近いもの。個人的には長尺のシーンを見せられるより、密度の高い映像の方がトレーラーとしては好きなので、これまでのなかでも一番好きかもしれません。でも、相変わらずMGS4のトレーラーは音楽が地味ですな。今回はMGSメインテーマが流れなかったわけですが、メインテーマはゲームの方に温存してあるんでしょうか。MGSのトレーラーといえばネタバレ全開でラストシーンすらトレーラー内に登場しましたが、謎が全て解ける完結編といわれている今回に限っては重要なシーンは本編に温存してあるのかもしれません。
それで明日は合宿だかキャンプだかがあって準備もあるのでMGS4のトレーラーを何度もリプレイし続けるわけにもいかないので、明日の準備を。と思いましたが、何故かここでブログの更新を開始します。そろそろここらで更新しておかないと、絵は描いてあるのに、それを吐き出していないので、次の絵が描けないという事態になってしまいます。それでブログを更新し始めましたが、買い物へいく必要もあって一時中断し買い物へ。
風邪気味なので外には出たくない思いもありましたが、体育館シューズ的なものがいるとのことで、でもそんなものはとうに捨ててしまったので、仕方なくスリッパを買いに出かけました。いやスリッパは不可と書いてありましたが、一日のためだけに靴を買うのも嫌だし、スリッパくらいならまあ買ってもいいかという値段ではあったので。あと外は冷えるし時間もないしで地下鉄で行きましたが、往復400円くらい飛びました。なんか電車代がもったいないのでイラスト系の本もついでに買いました。スモールエスの最新号。学校のクラブの資料用に持っていくやつです。みんなで資料を共有してみたら面白いのではないかと先日提案してみたので、じゃあ自分がまず持っていかないとなと思う部分があり。でも、神経質で潔癖症な自分としてはあまり汚したりしたくないし、本当に必要な資料とかはあんまりもっていきたくない感じなので、さっと見てさっと楽しめる類のものを持っていくことに。多分、デッサン用の本とか、人体の本の類とかは持っていかないと思う。
それで帰ってきたらまたパスタを食べるわけです。毎度毎度ポモドーロですね。それでブログ更新して現在に至る。でも、まだ書き足りないことはあります。起きてからの体調と、文章を吐き出すことによる自分を見つめ直す時間のどちらを取るかというせめぎあい。でも、これだけ書いたらもう今更体調とか気にするのもおかしいなとは思います。
あと忘れないうちにどうしても書いておきたい。
学校で創作関係のクラブに身を置いて、周りが絵が好きな人ばかりだからこそ思うことですが、自分は本当に絵描きなのかということ。少なくとも、周りの人たちと比べると絵を好きであるとはいえません。集団の中に身を置いて、他人と比較することで自分の立ち位置が分かります。黒と白のグレースケールの絵があったとして、同じ灰色でも周りが全て黒ならば明るく見えるし、全て白ならば暗く見えます。要するに何かと比較することによりその違いが分かるということ。そして、その違いが分かってなお集団に身を置けば、自分のなりたい色に近付くことは、独りでいるよりもきっと容易になるだろうと思います。周りに自分のなるべき色の指標があるわけだから。スポイトツールを使えばいいのです。
それで絵が好きではないとして、何故絵が好きではないか考えてみると、それは3Dの存在が大きい。そもそも何故絵ではなく3Dを作りたいと思うようになったか。ゲームが好きで3Dの表現に興味も思い入れもあるということも大きいが、今更絵を描き始めても、昔から絵を描いているような人には追いつけないから、人のやらないことをやる、という意味で3Dを表現の手法に選ぼうを思った、という理由もありました。だから、3Dを始めた理由を考えると、絵を好きで描いているというのは、実はかなりありえないことではあります。でも、絵が好きな人も、最初から絵を好きな人はいなくて、何らかの経路を経て好きになっていくわけで、自分が今の環境下に身を置いていればいずれ絵を好きになることも不可能ではないのではないか、と思います。
あと紙に絵を描けないことに関して。普通の人は紙に絵を描くのがまず最初にあって、必要があればPCでの彩色といった作業へ移行していきますが、自分の場合、紙に絵を描くという体験や経験をすっ飛ばしてPCで描いているゆえに、紙に絵を描くことができません。でも、PCでの作業が、現実における作業を擬似的に行うものであれば、アナログでの作業を経験していなければ、デジタルでの作業も行えませんよねという部分はある。実際に絵の具を使った経験が少ないので、photoshopという優れたツールを使おうが色塗りはできません。
あと学校の先生やクラブの人とかに毎回絵を見せることで、絵描きモチベーションを保っている部分がありますが、先生に対して色塗りが分からないので教えてくれって言ってみたら、驚くほど簡単に塗りの手順を教えてもらえました。自分はこれまでグラデーションがかったように色が変化していくものが作れず、境界線のはっきりした塗りしかできませんでした。つまり、「赤」と「青」の間には「紫」やその色に近い無数の色があるはずだけれど、「赤」と「青」しか塗れないということです。それでどうしたらいいかというと「指先ツール」でゴシゴシすればいいだけとのこと。実際PC上で実演もしてもらって、自分でも試してみて、確かに滑らかに色が転調していく様を目の当たりにしました。本当に、知らないだけだよなと思います。知らないことはどれだけ頭をひねっても出てきません。知っている人に訊いたら10分で済むことでも、自分独りだけでは何日何月かかっても終わらないどころか解決することもできません。実際これまで色を塗ろうと思ったことは数知れずありましたが、一年近く色塗りの方法が分からなかったわけだし。他の塗り方(例えばぼかしツールを使うとか、指先ツールで伸ばして中間色をスポイトで拾ってまたブラシで塗って滑らかにしていくとか)もあると思いますが、指先ツールを知っているだけで本当に塗りが見違えるようになるのではと思います。まあ、ツールの使い方が分かっても、経験に裏打ちされた知識がなければ意味がありません。何度も実践して身に付いたものこそ実力なわけです。
これは3Dにも言えることです。自分の分からないことでも、知っている人は知っていて、なんでこんなことも知らないのかというところで躓いていることもあります。やる気があっても、その力を注ぐべき場所や方法が分からなかったら、歯車が噛み合わず空回りして、むなしい音を立てるだけです。
即興で何故絵が描けないかについて。即興で絵が描けないのは、PC、資料、時間がないため。まずPCが何故必要なのかということは上で語っている通りです。資料については主にモチーフとなる元絵や、補助となるデッサン資料などを指します。でも、資料がないと描けないというのは、それは頭の中に素体の構造であるとか、デッサン、パースであるとか、そのあたりの知識が入っていないということです。つまり、自分の本来の実力を資料で補強して実際以上に見せているというか。なので資料がないような環境では容易に崩れるということになります。
あと時間について。これに関しては自分は3Dの制作のつもりで絵を描いているのではないか、ということ。3Dというのはひとつのデータに対して何時間、何十時間投じて、質を向上させていくものです。それで自分は3Dがしたいのに、3Dができないのでそれを絵に対して行っているというか。これは以前のエントリで描いた、3Dが先にあるからこそ、絵が完成しないということにも繋がっています。3Dを最終アウトプットに設定しているからこそ、2Dの絵は全て下書きの練習にしかなりません。そのくせ3Dでの制作はできないものだから、絵は中途半端で、しかも3Dでの制作を意識したような時間のかけ方をしてしまう。
あとデータをどこに蓄積させておくか、ということについて。学校で絵を描く人たちに接することによって、自分の絵への接し方が根本的に間違っているのではと感じさせられます。3Dにおいては、作業用ファイルにデータを蓄積させていきます。そして、そのデータはポーズを変えたり、質感を変えたり、カメラの位置を変えたり、ライトを変えたり、いくらでも使い回せる汎用的なものになります。でも、絵は描いて完成したらそれで終わり。だからこそ、絵を描く人は何度も絵を描いて、その作業工程であるとか、手順であるとか、絵のタッチであるとか、色づかいであるとかを頭の中に記憶し蓄積させていきます。PCのHDDではなく、頭の中こそがデータの保存領域です。自分の場合、頭の中ではなく、外部のストレージに記録して蓄積させていけばいいのだと思っていましたが、そう思っているからこそ紙と鉛筆しかないような状況では何も描けなくなります。自分の頭の中にないものなど、自分の実力ではないですよねという話。頭の中に経験として身に付いているから、容易に引き出せるし、それこそが真の実力というもの。多分、3Dをやるにしても何度も何度も同じ工程を繰り返して、手順を自分のものとして身につけなければそれは実力ではなく。何度も何度も絵を描いている人を見てそう思いました。環境は人を変えます。いやまあ、今のところ考え方が多少変わっただけですけどね。
今は絵を描くべきかどうか、ということ。3Dの授業は後期からということで現在のところモチベーションが得られても、効率的な勉強は行えません。なので、今は絵を描いておくべきだという気持ちが強いです。どちらにせよ、デッサン能力(人体の把握、空間認識の把握)がなければ、3Dでの制作も困難になるわけだし。というより、これまで3Dのことばかり考えていて、絵を3Dの下準備程度にしか考えていなかったからこそ上達しなかったのでないか、と最近思い始めて、また周囲に絵が好きな人たちがたくさんいて、この環境下なら自分も絵を描くことを楽しめるのではないか、という部分があって、自分は変化しつつあるのだから、このまま突き進むべきであろうと思うので。
余談ですが、本当は絵じゃなくて3Dをやりたい人だということを言っていたら、3Dを持ってきてくれ的なことを言われてしまって、正直言ってテキストの最初の方のページを流したぐらいの自分の実力では何も持っていけないんですが、と言ってみても、それでもいいということになって、あれ?3D再開ですか?絵をやる気になったのに?とか思ってしまって、ちょっと3Dもやる気になってきている今日この頃。まあ、以前作成したものを持っていくだけでもいいかとか思っていますが。でも、その言っていた人がクラブの部長さんで、その人は別の学科から転科してきた人で、3Dとかプラグラムとかの経験もある人っぽいので、多分自分の方が初心者気味ではある気がする。3D、3Dと言っていますが、実際累計2週間も3D触ってなかった気がするし。
あと自分の絵柄について。クラブでのマスコットキャラ描きにおいて自分の絵柄のなさを知ることになりましたが、今のところ本当に自分の絵柄がありません。絵柄は個性とも言い換えられます。現在のところ、描いてきた絵というのはおしなべて何かの模写。ゲームのCGであるとか、デッサンの本であるとか、写真であるとか、自分で何も見ずに描いたものはおそらくほとんど何もなかったかと。その場で引き出せないものなら、自分の力にはなっていないということで。でも、これまで描いてきた絵に何も意味がないということはなくて、おそらくこれまで描いてきた絵をブレンドして平均化したような絵が自分の絵柄になるのでは、またはしていきたいと思っています。これまで描いてきた絵は、分類すると二つに分けられます。ひとつはゲームCGのリアル調のイラスト。でも、リアルといっても、現実の人間そっくりという意味ではなく、基礎骨格やパーツのバランスは現実に準拠するが、細部のディティールはデフォルメして細かくは描かないといった感じ。もうひとつは萌え絵っぽくない萌え絵。でも、こちらも基本の骨格やバランスはリアル調の絵と変わらず、目鼻口のパーツを単純化してデフォルメを強めただけです。そういう意味では、方向性ははっきりしていて、デフォルメの強度は変化するにしても、方向性は固まっているので、あとはそれを自由に引き出せるように、頭の中にその手順や工程を落とし込んでいくだけです。
なにか他にも書きたいことはあったような気がしますが、現在時刻がもう2時なので焦りから細かい思考を拾い上げることが困難になってきています。明日キャンプだか合宿だか何だかが一泊二日であるというのに。とりあえず最悪な体調で当日を迎えることになりそうです。まあ、風邪をひいた時点で最善の体調で迎えるのは無理だったので、自棄気味にブログを更新していた部分はあります。まだ風呂も行ってないのになー。朝起きてから風呂はいるかな。そろそろ寝よう。寝ないと本格的にマズイです。寝る。